請求書は相手に報酬額を示すものですので、はっきりと分かりやすいものにすべきです。特に決まった書式が存在するわけではありませんが、一般的にどこも同じようなフォームで作っています。たとえば、一番上には「請求書」と題を記載し、右側に自分の氏名や屋号、住所や電話番号を入れます。そして、請求書番号や請求書発行日、支払い期限などをまとめます。左側には、請求先を記載します。こうした記載場所にすると、クライアントも見慣れた形で読みやすいでしょう。

この際、請求先は「○○会社」と無機質に記載するのではなく、「○○会社御中」とします。同じように、支払期日についても、「お支払い期日」とし、ビジネス文書としてのマナーを守りましょう。あくまでも相手に報酬を求めるための文書として、適切な敬意を持った形にすることが重要です。

取引内容としては品目を挙げていくのですが、具体的に分かりやすい記載をした方が良いです。クライアントもいろいろなフリーランスや業者と付き合いがありますので、請求書を見てどの取引か判別しづらいことがあります。そこで、どんな取引だったのかを一目見て分かる記載にしてあげると親切です。その上で、それぞれの品目に対して単価と数量、金額を記入します。

取引もしくは品目が一つであれば問題ありませんが、複数ある場合は、必ずそれぞれの品や取引で改行して見やすいようにします。そして、最後に小計、あるなら源泉徴収額を記載して、合計金額を書きます。消費税が含まれている場合は、必ず対象となる金額と税率、そして消費税額を記載します。ほかにも、請求書について、より詳細にまとめられているサイトを参考にしてみるといいかもしれません。